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こんにちは!ハルチコです。
小学生の娘が、乗馬クラブで乗馬を習い始めます。
英語、スイミング、プログラミング、ピアノときて、「今度は乗馬ですか~!!!」。この、カネゴンめ(笑)。
「子どもにたくさん経験をさせてあげたい、でも費用は抑えたい」のが、親の本音ですよね?
この記事はこんな人におすすめ!
・子どもの習い事に乗馬を考えている
・子どもの乗馬にかかる費用は?
・子どもの落馬が怖い。乗馬の安全性は?
・乗馬クラブ選びのポイントを教えて!
親が気になる費用と安全性に加え、乗馬のメリットやクラブ選びのポイントなどを解説します。
ちなみにウチは特にお金持ちでもない、一般家庭です。スイーツの値引きシールにふらふらしてしまいます。
乗馬を始めるために、プログラミングとスイミングは辞めました。月謝的にはそれでトントン。プラスで入会金や大会参加料などもあるけれどね。
のちほど詳しく解説します。
乗馬を子供の習い事に選んだ理由
子供の乗馬にはメリットがたくさんあります。子供の習い事に乗馬を選んだ理由(メリット)を紹介します。
■乗馬を習い事に選んだ理由
・馬や自然とのふれあい
・子供の体力&バランス力向上
・精神的な成長
・学外での人との関わり
・よい姿勢づくり
・家族に乗馬経験者がいる
馬は高さがあるので、乗馬のときに大きく揺れます。全身でバランスをとるので、筋力とバランス感覚が両方身につくのが魅力のひとつ。
背筋を伸ばしてバランスをとるので、姿勢もよくなります。
また娘は馬が好きみたいで、クラブを訪れると馬に餌をあげて撫でていました。そのときの娘の表情をみて、動物や自然との触れ合いは情緒を育ててくれると実感。
課題をこなしたときの達成感もあるので、精神面の成長も望めそうです。
またクラブの大人たちが、みんな優しい。よく娘に話しかけてくれるので、学外での社交性も身につくと思いました。
乗馬中の落馬や事故
乗馬のメリットだけでなく、デメリットも知らなければなりません。乗馬は生き物が相手なので、ケガをする場合があります。
子どもを落馬や事故から守るために、危険性と事故の予防方法を知りましょう。
消費者庁の事故報告
古いデータですが、消費者庁の注意喚起によると、乗馬中の事故報告は次の通りです。
届け出のないケガやキズは、もっと多いと考えられます。
乗馬中の事故 | 件数(6年分) |
---|---|
落馬 | 29件 |
馬にかまれる | 4件 |
馬に蹴られる・踏まれる | 3件 |
そのほか | 4件 |
40名中13名は、乗馬クラブの初心者におきた事故、13名は1カ月以上の重傷です。
馬術によるケガで最も多いのは、骨折やヒビ。次に多いのは打撲です。
実際に乗馬大好きな夫は、たまに馬に噛まれたり、蹴られたりして太ももに大きな青あざをつけて家に帰ってきます。レッスン中の落馬もありますが、馬のお手入れ中の事故も気をつけて。
スポーツのケガは、サッカーバレーボール、体操などほかのスポーツや格闘技でも生じます。
大事なのは、原因を知り予防すること。次に予防策をみていきましょう。
参考資料:消費者庁の注意喚起「乗馬施設での事故にご注意ください」
参考資料:公益財団法人 スポーツ安全協会「スポーツ傷害統計データ集 平成29年度版」
乗馬中の事故を防ごう
指導員が馬との接し方を教えてくれると思いますが、ケガや事故を予防するために、親も危険性や事故の予防策を知っる必要があります。習い事を始める前に、子どもに言い聞かせて。
大きな物音を立てない・驚かさない
馬は繊細で神経質な動物です。予期しない物音や行動を避けましょう。びっくりさせると、暴れたり噛むことがあります。馬場での大声は厳禁です。
また馬に触れるときには、馬の名前を声がけしながらゆっくり少しずつ近づきます。
おやつをあげるときには、指でつまんであげずに、噛まれないように手のひらにのせて与えてください。
馬装のときに腹帯のゆるみや鞍のずれをチェック
腹帯のゆるみや鞍のずれによる事故は、馬に乗る前の事前チェックで防げます。乗馬中に鞍がずれたり落ちたりすると、馬がパニックになり予想外の動きをする可能性があります。
初心者の頃は指導員に馬装をしてもらうか、馬装したあとにチェックをしてもらいましょう。
また乗馬のときに身につけるベスト(ボディプロテクター)には、エアーバッグ機能がついているものがあります。ボディプロテクターの伸縮ワイヤーのつけ忘れがないかも確認してください。
バランスよく体を起こして騎乗する
落馬による事故は、馬が驚いて予想外の動きをしたときに生じやすいです。大きな物音や、馬のつまずきがあったときに、馬は横跳びや暴走をします。
バランスよく体を起こして騎乗していると、突然馬が動いても耐えられます。慌てて大きな声を出す、馬にしがみつく、足で締めつけるなどの行為は危険な場合があると、子どもに伝えておきましょう。
例えば足で締めつけると、「スピードをあげる」合図になります。「落ちる!」と思ったら、しがみついたり足で締めつけたりしないで、できるだけ手綱を持ったまま足から落ちるとよいようです。
また鐙(あぶみ)に足を引っかけないよう気をつけて。地面についたら手綱を放し、馬から離れましょう。
安全性の高い装備をする
落馬をしたからといって、ケガにつながるわけではありません。安全性の高い装備をしていれば、ある程度ケガを防げます。
頭を守るためのヘルメット、落馬対策のボディプロテクター、手綱がすべらないためのグローブは忘れずに装着して。
用意しなければならない乗馬用具と、装備の相場はのちほど解説します。
子供の乗馬(習い事)にかかる費用を徹底解説
乗馬は「お金持ちのスポーツ」の印象がありますよね。ピアノやスイミングの習い事と比較すると、確かに費用がかかります。
ピアノの月謝相場が5,000円~1万円、スイミングが7,000円~1万円くらい。習い事の予算が1万円前後なら、乗馬は辞めたほうがよいです。
入会金
乗馬クラブはほとんどが会員制です。最初に入会金を支払います。入会金は、無料から数百万円かかるクラブまでさまざま。各クラブのコンセプトにより異なります。
ジュニアの入会金は、大人の入会金より安いクラブが多いです。
入会金割引キャンペーンを狙えば、お得に入れます!
紹介や家族がすでに会員の場合なども、安くなる場合があります。
ウチは家族割りで、娘の入会金(7万円近い)が無料になりました。
月会費(毎月かかる基本料金)
多くのクラブは月会費と騎乗券を分けています。一般的なクラブでは月会費が1万~2万円くらい。月会費にプラスして、レッスンを受けるたびに騎乗券が必要です。
まれに騎乗券(レッスン料)のない、月謝制の乗馬クラブもあります。安いクラブだと月1万円あれば、毎月3回くらい馬に乗れます。
騎乗券(レッスン料)
騎乗券(乗馬チケット、利用権、騎乗チケットなど)とは、馬に乗るためのチケットです。月会費と騎乗券を分けているクラブでは、馬に乗るたびに騎乗券が必要です。
40~50分のレッスンで、騎乗券は2,000円~5,000円くらい。平日か土日祝かで料金が変わる場合もあります。
交通費
家のそばに乗馬クラブがあれば、徒歩で通えてラッキーです。でもほとんどの場合は、親の送迎が必要。
家から乗馬クラブまで距離がある場合、通うのにかかる時間や交通費などを調べておきましょう。
イベントや競技会の参加費用
乗馬のレッスンを続けていると、イベントや競技会に興味を持つ子も多いです。
イベント参加や競技会にも費用がかかります。クラブ内のイベント参加料は500円~数千円くらいが多いです。
競技会に参加するならエントリー費用や借馬料、馬を運ぶ馬運車代などがかかります。距離や競技会内容にもよりますが、自分の交通費や宿泊費とは別に、3日間で20万円くらいは覚悟しましょう。
保険料
乗馬は馬に乗るスポーツなので、危険が伴います。万が一に備えて、保険に加入しましょう。
乗馬クラブによっては、保険料の支払いが義務づけられているところもあります。保険料は300円~2,000円くらい。
落馬の危険をすぐに思い浮かべますが、手入れをする際に噛まれたり蹴られたりするケースも多いです。
そのほか(クラブにより異なる)
クラブによりレッスン教材や施設使用料などの支払いが、別途必要なケースがあります。
レッスン教材
騎乗方法に関するテキストやDVDなどです。中古で安く購入したいなら、メルカリで探してみて。
施設利用料
馬場使用料や厩舎使用料、ロッカー料などがかかるクラブもあります。馬場使用料1回500円、厩舎使用料1日1,000円など。月会費に施設利用料が含まれている場合が多いです。
自馬預託料金
自分の馬を持っている場合、入厩契約金や預託保証料、馬房使用料金、馬房管理費、飼料代、馬房清掃料、事務費、獣医師の診察料などがかかります。
自馬を所有すると、月額15万~30万はかかるでしょう。もちろん、自分の馬を持っていないなら、それらの料金はかかりません。
乗馬クラブクレイン神奈川の場合(例)
クラブのコンセプトにより、費用に大きな幅があります。「金額幅が広すぎてよくわからない!」方のために、会員数約4万人を抱える大手の乗馬クラブクレインの例を挙げておきます。参考にしてください。
乗馬クラブクレインの基本情報は次の通りです。
乗馬クラブクレイン基本情報 | |
---|---|
会社名 | 株式会社 乗馬クラブクレイン |
設立 | 1971年2月1日 |
会員数 | 約40,000名(グループ連結総数) |
馬匹数 | 約3,000頭(グループ連結総数) |
クレイングループの事業所数 | 全国38の +クレインオーストラリア |
クレイングループの一つ、乗馬クラブクレイン神奈川のジュニア会員にかかる費用は次の通りです。
乗馬クラブクレイン神奈川 (ジュニア会員) | |
---|---|
入会金 | 66,000円 |
月会費 | 11,000円 |
騎乗券(平日) | 1,100円 |
騎乗券(土日祝) | 2,750円 |
乗馬クラブクレインは、各クラブごとに料金設定が異なります。ほとんどがクレイン神奈川と同程度でしたが、乗馬クラブクレイン東京の入会金は88,000円と少し高め。
入会金を払ってしまえば、学校帰りに月3~4回通って毎月1万5,000円前後ですね。習い事2つ分くらいの金額でしょうか。手が届きそうな気がします。
またネット情報をみると、地域や期間限定で入会金割引をしている場合があるみたい。「○○地域1年会員」のチラシがネット掲載されていましたが、ジュニア入会金の額が19,800円でした。安い!
乗馬にはクラブに支払う費用のほかに、乗馬用具の購入費用がかかります。次の章で解説しますね。
子供の乗馬用具の購入費用
乗馬クラブに支払う料金だけではなく、乗馬用具の購入費用もかかります。
乗馬用具の購入費用
子どもは成長と共にサイズアウトするので、最初から高価な用具を購入する必要はありません。ただし安すぎる商品は、注意が必要。乗馬用具は、ケガから身を守ってくれます。安全基準を満たしている商品を選んで。
また乗馬用具をレンタルできる乗馬クラブもあります。
ヘルメット
ヘルメットにかかる金額の目安は1万円~2万円です。
■楽天市場「乗馬 ヘルメット OLIVER(フラワー・ブラック) Klaus」
乗馬ブーツ
乗馬ブーツにかかる金額の目安は8,000円~1万円です。
■楽天市場
チャップス
キュロットの上から着けて、足首からひざ下までを保護するのがチャップスの役割。5,000円から1万5,000円くらい。
乗馬服(キュロット)
乗馬用のズボン(キュロット)は、1万円前後で購入できます。
グローブ(手袋)
乗馬体験では軍手でもよいですが、習い事で続けるなら自分のグローブが必要です。グローブがないと手綱がすべって手から抜けたり、皮膚が剥けてやけどしたりします。
グローブも材質やデザインなどさまざま。金額の目安は2,000円~3,000円です。
ボディプロテクター
乗馬クラブでレンタルできるところも多いです。落馬したときに、エアバックが作動するプロテクターがよいでしょう。価格帯は8,000円~4万円くらい。
海外の安全規格をパスしたものがおすすめ。
子供の乗馬道具はサイズアウトしやすい
子供の成長は早く、乗馬道具もサイズアウトします。長く続けるか不明な場合、クラブで道具をレンタルできるか尋ねてみて。キュロットとグローブ以外は、安くレンタルできるところも多いです。
自分で購入する予定なら、初心者はジュニア用の安いセットがおすすめです。徐々に好みにあったものに交換しましょう。
参考に、娘のために購入したセットを紹介します。
■楽天市場「ジュニア用 乗馬スタート5点セット」
娘のサイズと、購入した商品のサイズを知りたい方のために、着画レビューを記事にしました。記事はこちら!
乗馬クラブの選び方とポイント
自分にあった乗馬クラブを選ぶポイントを解説します。
よい馬とよい指導員がいる
馬は、乗馬クラブの資産です。見学時に、馬を見せてもらいましょう。清潔でキレイな馬、穏やかな目をした馬。馬の表情は、そのクラブの雰囲気を表しています。
また優れた指導員は子どもの能力を十分引き出し、馬術力向上だけでなく乗馬の楽しさを教えてくれます。子どもが乗馬を好きになるかは、指導員の腕しだいです。
乗馬クラブのウリ
乗馬クラブにより、なにをウリにしているかが異なります。自分が受けたいサービスと、乗馬クラブの提供するサービスが合致しているのが重要。
乗馬クラブは大きく分けて「馬術向上(競技会)」、「趣味や健康重視」、「どちらもできる」の3タイプにわかれます。タイプによって指導員の質や馬の種類、クラブや会員の雰囲気が異なります。
競技会に興味あるのか、趣味や体力向上のために馬術を始めるのか、子どもと話し合っておきましょう。迷ったら、馬場の広い「どちらもできる」タイプがおすすめ。せまい馬場ではできることが限られますが、広い馬場では個人に合わせたレッスンが可能の場合が多いです。
また馬のお手入れの有無もチェックして。50分レッスンでも馬の手入れが必要だと、トータル1時間半近くかかる場合もあります。また馬と接し方を知らない初心者は、お手入れ中にケガをしやすいです。
ただし馬のお世話には、メリットもあります。馬とスキンシップができるので、情緒面の成長につながりやすく、より馬と親密度を深められます。
アクセスのしやすさ
子供の送迎が必要になるなら、アクセスのしやすさは重要です。可能なら60分以内の場所に、乗馬クラブを見つけましょう。
また通う予定の時間に、子供を乗せて送迎をしてみてください。昼間はすいているのに、夕方に渋滞する場合があります。できればノーストレスで乗馬クラブまで行きたいですね。
予算内で通える
乗馬はお金がかかるスポーツです。乗馬クラブや乗馬用具にかかる費用をあらかじめ計算し、通えるかどうか検討したうえで乗馬クラブを決定しましょう。
またリーズナブルで通いやすい乗馬クラブの場合、会員数が多く予約が取りにくい場合があります。希望する時間帯の混雑状況を確認しておくとスムーズです。
乗馬は安くないけれどメリットの大きい習い事
「乗馬は思ったほど高くない!」というサイトもありますが、一般家庭からみると乗馬は出費の多い習い事です。娘の場合は入会金がかからなかったので、乗馬道具に3万円前後がかかったあとは毎月約1万5,000円前後の出費を見込んでいます。
でも費用を負担してもいいと思うくらい、乗馬は魅力的なスポーツ。子供の送迎時にぼんやりと練習風景を眺めていても、動物相手なので飽きません。またジュニアから始めると、伸びしろも大きい!子供はどんどん新しいテクニックを習得します。動物と触れあうと、日ごろのストレスも発散できますよ。
いつか家族会員の特典をつかって、自分や下の子が乗馬を始めるかもしれません。その時にはまた新しい情報を提供します!
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