「はじめてのおるすばん」3才児に何度も読みきかせをせがまれた絵本

育児

こんにちは!ハルチコです。

わたしには、8才の娘と3才の息子がいます。3才の息子はいまくり返しの時期。好きな本ばかり、くり返し「読んで」とせがみます。

今回は3才の息子がいまはまっている一冊、「はじめてのおるすばん」を紹介します。

ハルチコ
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「かか(お母さん)、いない?」と絵本を指さして確認する息子は、留守番自体にドキドキしているみたい。

お母さんと離れる時間が増えてくる、3~5才のころにいかがでしょうか。

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「はじめてのおるすばん」の作者や詳細

「はじめてのおるすばん」の初版は、1972年。「わたしが生まれるよりも前に書かれた絵本なの?」と驚くお母さんもいるのではないでしょうか。表紙からもレトロな雰囲気が伝わってきます。

作者は、しみずみちをさん、絵は山本まつ子さんです。しみずみちをさんの別の作品には、「ちいちゃんのはいしゃさん」「ちいちゃんのさんぽ」などのちいちゃんシリーズや、「にゃおにゃおにゃーん」などがあります。

「はじめてのおるすばん」のあらすじ

みほちゃんは、3才の女の子。お母さんに頼まれて、初めての留守番をします。はじめは「くまちゃんといっしょだもん」と、『できる』気になっていたみほちゃんですが、一人になるとだんだん不安になっていきます。

留守番中に、ピンポーンとチャイムの音。1度目は郵便屋さん、2度目は新聞屋さん、そして最後にお母さんが帰ってきます。留守番中のみほちゃんの不安と、お母さんが帰ってきたときの安心感がよく描かれている絵本です。

ハルチコと息子の評価

ハルチコ:★★★★
息子  :★★★★

ハルチコ目線

50年以上に書かれた絵本です。そのため現代では起きないような出来事も書かれています。特に3才の子どもに留守番をさせるという点では、「このお母さん、だめじゃない」と怒ったりあきれたりする方もいるかもしれません。

50年も前に書かれた絵本の背景をいろいろ言ってもしょうがないので、本の中の世界と割り切って子どもとともに「不安」や「ドキドキ」の描かれ方を楽しむのが一番だと思います。

「昔はこうだったんだよ」と、現代と昔を比較して話しながら読むのもいいかもしれません。

息子目線

子ども目線で見ると、昔の本でも共感する部分はたくさんあるみたいです。ドアのポストから目がギョロっと覗くところでは「こわい、こわい」と反応したり、みほちゃんが「おばけ」とつぶやくところで一緒に「おばけ」といったりしていました。

息子がこの絵本を持ってくる時には、必ず読む前に「かか(お母さん)、いないの?」と絵本を指さして尋ねます。それから「ことし三つのみほちゃん」というところで「一緒だね」というと、「一緒?」と目をキラキラさせます。その表情をみていると、みほちゃんの不安を冒険のように感じているのかもしれないな、と思いました。

息子はこの本を読みながら、本の中で留守番を実体験しているのだと思います。自分で経験しないことを、まるで経験したように感じて成長する。本のすてきなところです。

おなじ作者さんの別の本

しみずみちをさん作の、別の本を数冊紹介します。ちいちゃんシリーズをいくつか読みましたが、「はじめてのおるすばん」よりも時代差をあまり感じませんでした。息子は1才のときに転んで歯を折ってしまい、それから歯医者通いが続いています。そんな息子は「ちいちゃんのはいしゃ」が気になるようです。

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「はじめてのおるすばん」でドキドキを感じよう

まだおるすばんを経験してないけれど、幼稚園でお母さんと離れる時間が増えてきた頃におすすめの本が、「はじめてのおるすばん」です。

新聞屋さんがドアポストのふたを持ち上げてのぞき込むシーンなど現代ではないと思いますが、読んでいる子どもにはすごく印象的みたい(暗い背景に2つの目が描いていて怖いんです)。

文字の量が増えてきて最後まで読み切る集中力が出てきたら、ドキドキや不安を絵本で楽しんでみましょう。

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